2024/02/18 23:01
ドッグフードを選ぶ際によく聞くのが「グレインフリー」と「グルテンフリー」です。よく似ている言葉ですが、実際には異なる意味を持っています。
グレインフリーとは
「グレイン」は穀物全体のことを指します。主な穀物には、大麦、小麦、ライ麦、オーツ、米などがあります。これらを含まないものをグレインフリーと呼びます。
グルテンフリーとは
グルテンはたんぱく質の一種であり、主に小麦に多く含まれています。これを含まない食材をしようしたものや、除去しているものをグルテンフリーと呼びます。
なぜ除去するの?
穀物は犬の食事に含まれる一般的な食材ですが、一部の犬は穀物に対するアレルギーや、消化器官の不調を示す場合があります。そのため、グレインフリーやグルテンフリーのドッグフードは、穀物に対して過敏な犬にとっては適切な選択肢となる場合があります。
身体に悪いの?
グレインフリーの食事は、代わりに豆類などの炭水化物を使用します。これらの食材は犬にとって消化しやすく栄養もあると言われています。しかしグレインフリーの食事が必ずしも犬にとって良いとは限りませんし科学的根拠もありません。グレインは栄養素が豊富で穀物に含まれる水溶性食物繊維が腸内フローラを改善します。
グレインは良くないというイメージが横行していますが、グレインフリーでは水溶性食物繊維を充分にとることができず、むしろ大麦や燕麦などをとることでアレルギーが低減される効果もあります。
まとめ
穀物アレルギーを持たない犬にとっては、穀物は大切な栄養源です。アレルギーが出た場合はかかりつけの獣医師に相談しましょう。